先日英語検定準1級の二次試験を受けてきました。結果は無事合格だったのですが、実は私は一次試験に合格していることが分かってからそれに安心してしまい、二次試験はほとんど勉強せずに受けました。案の定、面接が終わった後は「落ちた・・・。」と思い、もっと勉強すればよかったと後悔したのですが、合格していたようでとても嬉しかったです。
今回は、私と同じように一次試験の結果に安心してしまい二次試験の勉強をあまりやらなかったまま前日を迎えてしまった方向けに、私が実際にやった最低限のことを書き記します。あと、「私こんなに面接できなかったけど受かったよ~。」という自分の体験談も書かせていただきます。(需要ありますかね。。。?)
本来であればきちんと計画的に二次対策をしておけば大丈夫だと思いますが(笑)、もし私と同じように前日になって焦っている人がいれば参考になりましたら幸いです。
<私がやった最低限の3つのこと>
その①試験の流れを確認しておく
その②使えそうな単語を復習しておく
その③「絶対に黙らない」と肝に銘じておく
その①試験の流れを確認しておく
二次試験がどんな流れで行われるか知っているか知らないかでは心の余裕が違うと思い、前日になって明日どんなことをするのかだけはちゃんと確認しておくことにしました。私は一次試験対策のために購入していた参考書がありましたので、そこに書かれている二次試験の流れを読みました。
ざっくり言うと流れは下記の通りです。
(1)入室
↓
(2)氏名・受験級の確認と自由会話
↓
(3)問題カードの受け取りとナレーションの準備(1分間)
↓
(4)ナレーション(2分間)
↓
(5)4つの質問
↓
(6)退室
自分の実際の体験を踏まえて少し説明させて頂きます。
(2)では、私は自己紹介を求められました。もちろん何も考えていませんでしたので、その場で即興で自分の年齢や職業と大学時代に勉強していたことを話しました。面接官もニコニコしていましたし受験結果でもアティチュードは3点(満点)でしたので、おそらくこれで問題無かったのだと思います。
(3)と(4)では、まず、4コマのイラストが描かれたカードを面接官から受け取ります。そしてこの後1分間考える時間を与えられ、2分間分のこの4コマのストーリーのナレーションを考えます。そのあと面接官から合図があり、2分間ナレーションします。
私は当日めちゃくちゃ緊張していて1分間の考える時間で頭が働かなくてプチパニック状態だったので、ナレーションでは積極的にイラストに書かれている文字を読んでいました(笑)。渡されるカードを見たら分かると思うのですが、「The next day」といった時を表す言葉であったり、登場人物のセリフは全てではありませんが書いてくれています。「He said ....」で後ろに書かれていることを読み上げたりしているだけで何となくナレーションできている感じになり良かったと思います。ちなみにこのカードに描かれているストーリーはある社会問題がトピックとなっており、次の(5)ではその問題について受験者がどう思うかを問う質問が出されます。
(5)では面接官から4つの質問をされますのでそれに英語で答えていきます。1問目は「あなたがもし4コマ目の登場人物だったら何を考えますか?」という質問で、後の3つはイラストのストーリーのトピックになっている社会問題にちなんだ質問が出されます。
私が面接直後に落ちたと思った理由はまさにこの4つの質問に満足に答えられなかったからです。ビビらせるようで申し訳ないのですが、質問がとにかくよく分からなかったです。緊張していて質問が頭に入ってこず、3~4回くらい聞き返した上に最後の4問目は全然答えられず面接官から「...Finish?」と聞かれて終わりました(_ _; でも逆に言うと、3~4回くらい質問を聞き返したり、全然答えられなかった質問があった人でも合格していますので、決して焦らず、聞かれたことに素直に答えていれば全然大丈夫だと思います。
その②使えそうな単語を復習しておく
前日になって焦った私は、ネットで準1級の二次試験対策についてまとめてくださっている方々の記事を読み、使えそうな単語の復習をしておくことにしました。下記に自分が実際に前日に確認していた単語・フレーズをまとめさせていただきます。実は前日に見ておいたおかげで実際の面接でも使えた単語もありましたので、やっておいて損はないと思います。
【社会問題に関する用語】
・overtime work(残業)
・unpaid overtime(サービス残業)
・go bankrupt / out of business(倒産する)
・unemployment rate(失業率)
・job seminar(会社説明会)
・job hunting(就職活動)
・mid-career hiring(中途採用)
・air pollution(大気汚染)
・greenhouse effect(温室効果)
・toxic materials(有毒物質)
・endangered animals(絶滅危惧動物)
・maternity leave(産休)
・parental leave(育休)
・parental neglect(育児放棄)
・child abuse(児童虐待)
・aging society(高齢社会)
・crime rate(犯罪率)
・cybercrime(ネットワーク犯罪)
・credit card fraud(クレジットカード詐欺)
・deta leak(データの流出)
【4コマイラストのナレーションで使える接続詞】
・finally(最後に)
・eventually(結局は)
・accordingly(それに応じて)
・therefore(したがって)
・consequently(その結果)
・besides(さらに)
・in addition(加えて)
・moreover(その上)
・even if(たとえ)
・in many ways(いろいろな意味で)
その③「絶対に黙らない」と肝に銘じておく
最後は対策というのとは少し違うかもしれませんが、「明日の面接では絶対に何を言われても黙らず諦めないようにしよう」と前日から心に決めておりました。そのために、もし万が一頭が真っ白になって何を言ったらよいのかわからなくなってしまった場合に言おうと思っていたセリフを頭に入れておくことにしました。もちろん言うまでもないかもしれませんが、これらのフレーズは実際面接でめちゃくちゃ使いましたので、もしよかったら覚えておくとよいかもしれません。
【質問を聞き直す時に使えるフレーズ】
・Pardon me?
・Could you say that again,please?
・Could you say it one more time, please?
【考えている時に使えるフレーズ】
・Well...
・Let me see...
・That's a difficult question...
ただ、正直私は日本語で「え~、、、」とかも言っていたと思います、ぶっちゃけ(笑)。でも受かっているので大丈夫です!!「考えている時はなんて言ったらいいんだっけ、、??どうしよう。。」と焦って何も言わないよりは、いっそ「え~、、」とか言っちゃった方がよいと思います。大事なのは、面接官に対して「考えていますよ。ちゃんと自分の意見言いますよ。」ってことを伝えることだと思います。
以上、私が二次試験前日になってから実際にやった最低限のことをまとめさせていただきました。
本当はもっと早く、ちゃんと一次試験の勉強の時からきちんと準備しておけば大丈夫だと思いますが、私と同じようにギリギリで焦る人も中にはいると思いますので、そのような方々の助けになればいいなと思います^^